海外進出支援プログラム

弊社では日本のデザイナーが海外へ進出するために海外進出支援プログラムを設けました。このプログラムの最終的な目的はあくまで日本のデザイナーが自分で海外へ向けて製品を販売できるようになることです。しかし言葉の壁だけでなく商流などの違いもあるため、いきなり日本から海外へ販売を行うことは費用やリスクがかかりすぎます。そこで本プログラムでは海外で勝負することを目指しているデザイナーや中小企業を支援し、5つの段階(製品レビュー、参考出展、製品改良、展示会出展、委託販売)を経て指導します。これらステップを一つずつクリアしていくことによって、デザイナー自身が様々な経験を得て最終的には世界で展開できるビジネスへ成長できるようになると考えています。

下記に各ステップについての内容を説明します。

ステップ1:製品レビュー

product reviewまずは海外で販売を検討している商品サンプルを弊社まで送っていただき製品レビューを行います。レビューは数々の展示会に自ら出展、視察を行ってきた弊社のスタッフにより行われ、アメリカ市場へマッチしているかどうか、適正市場価格、卸価格、ターゲット市場などをレポートにまとめます。そのレポートを基に約1時間の電話によるコンサルティングを行い、次に進むべくステップについて話し合います。

ステップ2:参考出展

test exhibitどんなに経験があるプロであったとしても、やはり最終的には市場の生の反応を得るのことが成功する製品を世に送り出す一番の近道です。しかし日本からいきなり海外の展示会へ出展するというのにはコスト的な問題や費用対効果に疑問が生じます。そこである程度フィードバックを得られる状態の製品を弊社が出展する展示会へ参考出展という形で展示することによって、バイヤーの生のフィードバックが得ることが可能となり、さらに改良すべき点などが明確になってきます。また、製品レビューで既に現状の製品のまま市場へ投入できると判断された場合、この参考出展でバイヤーから注文を受けることも可能です。海外の展示会は日本とは異なり受注会に等しいので、バイヤーも良い製品であればその場で発注を行います。

コスト的にはブースの設営は基本的に弊社で行うので、デザイナーは製品サンプルと資料を持ってくるだけで、かかる経費はテーブルスペース費用と旅費だけです。なお製品サンプルを事前に送っていただいて弊社が出展してフィードバックを代わりに得るということも可能ですが、なるべく現場に来て頂いて(言葉の壁があったとしても)バイヤーの生の声を聞いたり、会場の雰囲気を味わって刺激を得てもらうことをお勧めします。

ステップ3:製品改良

d4289be8d87c913fa25b8710fec88c49_s弊社の社内レビューや参考出展の結果、デザインとしては問題ないが製品として海外で売り出すためには改良が必要な点が浮彫になってくることがあります。例えばパッケージのサイズが海外では小さすぎるので変更が好ましい場合や、各国の安全基準に沿って変更が必要になること、さらには単純にコストが合わないため製品を見なおしたり新たな生産拠点を探さなければならない等、その理由や内容は細かいことから大きなことまでケースバイケースなので様々です。よって改良にかかる期間やコストはその都度変わりますが、弊社スタッフが持っている経験や生産ネットワークを活用してデザイナーと密にやりとりを行い確実にクリアしていきます。

ステップ4:展示会出展

exhibit参考出展の際に会場の雰囲気や運営方法はある程度感覚が得られていたとしても、いざ自分で出展するとなると展示会の選定や契約、荷物の搬入、現地スタッフの手配、など様々な準備が必要となります。一度やればある程度できるようになることですが、初めは右も左も分からなく不安になるというのは弊社のスタッフも初期の頃に経験しています。よって弊社ではそのような不安を最小限に抑えるように、展示会の撤収が終わるまで細かくサポートさせていただきます。例えば人気のあるニューヨークのギフトショーでは、ブースの空き自体があまり無いのでスペースがあったとしても会場のあまり人通りがない場所に追いやられたりすることがあります。弊社では過去5年間、毎年年間10回以上展示会を行っている経験があるため、ブースの場所の善し悪しは大抵把握できます。またブースの空きがない場合でも、早めにご連絡を頂ければ弊社を通じて大き目のブースを借りて内々で間切するという手法もとれます。また実際出展する前には事前に準備すべき内容のチェックリストや、ブースの設営に関してもコストを如何に抑えられるか、などのアドバイスを提供させていただきます。会期中に必要な現地スタッフの手配が必要であればこちらで探すことも出来ますし、展示会場には弊社スタッフもいるので、分からないことやお手伝いすることがあればいつでもコンタクトが取っていただけます。

なお展示会によっては日本貿易振興機構(ジェトロ)が展示会の一角を日本の中小企業向けに借り切る「ジャパン・パビリオン」を主催している場合もあります。国の補助金が得られるため、場合によってはそこに出展するというのもコストを抑える一つの方法かと思います。ただジェトロはあくまで独立行政法人であり実際日々現地で商売をしているわけではないため、設営などのサポートに関しては受けられると思いますが、商流や受注についての指南がどこまで行き届いて行われているかは何度か出展者を見ている限り疑問に感じます。例えば以前立ち寄ったブースでは、バイヤーに対して受けた注文は日本から発送する、ということを説明を行っていました。また別のブースでは日本と同じ内覧会の感覚で出展したため、海外向けのプライスリストや受注書すら用意していないところも見受けられました。どちらも海外のバイヤーにとっては信じられない対応であり、デザイナーにとっても大きな機会損失であったということは言うまでもありません。

弊社では商流や受注についての指南や、弊社ブースへ来るバイヤーの紹介、さらに弊社ブースで併せて商品を展示することなど、デザイナーがどのような方法であれ自身で出展されるメリットを最大限に受けられるサポートを行わせていただきます。

ステップ5:委託販売

warehouse前述の通り、海外で製品を消費者へ直売、あるいは店舗へ卸販売を行う場合、日本から出荷していたらコストや時間がかかるだけでなく、顧客がその時点で購入を諦めてしまうことが多々あります。よって半年以内に出荷が見込める数の在庫は海外に一度に送って保管して、そこから顧客へ注文が来る度に発送することが本来好ましいです。ここでもいきなりデザイナーが海外に倉庫を借りてロジスティクス会社と契約するというのは敷居が高いかと思うので、まずは弊社の倉庫へ在庫を送って頂き発送代行を行うことも可能です。そうすれば日本にいながら注文を受けて、顧客へ発送を行うことができるようになります。もちろん電話やメールで対応するのに言葉の壁がある場合には、弊社のスタッフが成り代わって受注対応するということも可能です。